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【札幌事務所から】第31回馬鈴しょ及びでん粉講習会

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最終更新日:2025年3月5日
広報webマガジン「alic」2025年3月号

 1月23日(木)、24日(金)の2日間、北海道幕別町及び網走市の2会場にて「第31回馬鈴しょ及びでん粉講習会」が開催されました。
 この講習会は、ばれいしょの高品質かつ合理的な栽培と生産技術の普及・向上を図ることを目的として、公益社団法人北海道農産基金協会及びホクレン農業協同組合連合会の主催により開催されました。会場には2日間で生産者、実需者、販売業者など延べ500人以上が集まり、ばれいしょ及びでん粉についての生産・販売状況について理解を深めました。

 
<主催者挨拶 公益社団法人北海道農産基金協会 五藤専務理事(幕別会場)>
 でん粉原料用ばれいしょの生産量は担い手不足による離農、他用途ばれいしょや他作物への転換などで減少傾向にあります。また、令和6年産のばれいしょでん粉の生産量は15万7000トンを見込んでおり、前年比では7000トンほど増加したものの、需要がこれを上回り、供給量の不足が続いている状況です。実需者からは生産者に対して日頃の感謝が述べられるとともに、改めてでん粉原料用ばれいしょの増産及び安定供給のお願いがありました。
 
<実需者挨拶>
 講習会終了後には、実需者と生産者の交流会としてばれいしょでん粉を使用した食品展示も行われました。ばれいしょでん粉は片栗粉だけでなくスープや練り物、飲料、菓子、麺類など私たちの身近な食品で活躍する縁の下の力持ちです。実需者を代表して講演を行ったマロニー株式会社の井上寿夫社長からは「ばれいしょでん粉は商品の『命の原料』」という言葉もあったほど、多くの食品にとって欠かすことのできない重要な原材料となっています。
 
<実需者と生産者の交流会の様子(網走会場)>
 道内では生産者や関係機関が一丸となりばれいしょの栽培や、ばれいしょでん粉の生産に取り組んでいます。当事務所としても価格調整制度の適切な実施等を通じて、道内のばれいしょ生産とでん粉産業の発展に貢献してまいりたいと思います。
(札幌事務所)
 
<ばれいしょでん粉とタピオカでん粉の質感の違いを体験>
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196