ホーム >  消費者コーナー >  広報誌 >  第8回和牛甲子園が開催されました <みらいにつなぐ高校牛児の輪>

業務関連情報

第8回和牛甲子園が開催されました <みらいにつなぐ高校牛児の輪>

X
印刷ページ
最終更新日:2025年3月5日
広報webマガジン「alic」2025年3月号
 全国農業協同組合連合会(JA全農)主催による和牛を飼育する全国の農業高校の生徒たちの大会「第8回和牛甲子園」が、2025年1月16日・17日東京都中央卸売市場食肉市場および品川グランドホールで開催されました。
(写真提供:JA全農)
 この大会は、生徒の目標・目的意識の場の設定及び将来の担い手候補である高校生間のネットワーク作りを目的に和牛を飼育する全国の農業高校の生徒「高校牛児」が一堂に会して、日ごろ行っている和牛の飼育に関する創意工夫にあふれた取組を発表し、その成果としての枝肉の肉質などを競い合うとともに、高校生同志の交流を深めるもので、2018年から今年で8回目の開催となります。
 
 今回は、25道府県40校が出場し、過去最多となる63頭のエントリーがあり、枝肉の品質評価に加え、飼育の取組について(1)創意工夫、(2)飼育への姿勢、(3)表現力の3項目で評価したものを合わせて審査が行われました。その結果、総合評価部門で広島県立西条農業高校、枝肉評価部門で鹿児島県立鹿屋農業高校、取組評価部門で岐阜県立加茂農林農業高校がそれぞれ最優秀賞を受賞しました。
 和牛の生産は、飼養期間が長く、細やかな飼養管理技術も必要であり、とても難しいものですが、出品された枝肉は5等級・4等級に格付けされたものばかりで、高校牛児の皆さんの技術の高さがうかがえました。
 
審査結果
(総合評価部門最優秀賞 広島県立西条農業高校)
(取組評価部門最優秀賞 岐阜県立加茂農林高校)

 
(枝肉評価部門最優秀賞 鹿児島県立鹿屋農業高校)
(枝肉評価部門最優秀賞の枝肉 鹿児島県立鹿屋農業高校)
(OGとの講和風景)
 また、大会の中では、進学・就職を控えた現役高校生への進路選択の一助となるようにと、第5回和牛甲子園総合評価部門最優秀賞の受賞校である愛知県立渥美農業高校の卒業生との対話形式による講話や、元卓球日本代表・全農所属で全農オフィシャルアンバサダーを務める石川佳純さんによる未来の畜産業界を担う高校牛児の皆さんの進路選択等も踏まえた講演が行われ、参加した高校生にとって実り多い機会となりました。
(交流会風景)
 alicは、世界に誇る和牛の生産を維持・強化するため、肉用子牛生産者補給金制度や肉用牛肥育経営安定交付金制度などの肉用牛生産者の経営安定を図る業務を実施しています。

 alicはこれからも和牛飼育に邁進する全国の高校牛児たちを応援します。皆さんも高校牛児、和牛の応援団になっていただけると幸いです。
(畜産振興部)
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196