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2021年は“国際果実野菜年”です

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最終更新日:2020年12月25日

野菜をしっかり摂って健康な毎日を
〜今年は国際果実野菜年 8月31日は「野菜の日」

”国際果実野菜年”とは

国際果実野菜年ロゴ
 2021年は国連が定めた「国際果実野菜年」です。国連食糧農業機関(FAO)と加盟国などが連携して、野菜と果実の栄養・健康上の利点に関する認識向上、消費促進などに向けた普及啓発活動が行われます。
 機構はこの度、農林水産省から「国際果実野菜年2021」オフィシャルサポーターに認定されました。
 また、8月31日は、8(や)3(さ)1(い)の語呂合わせから「野菜の日」として消費者の皆様に周知しています。
 機構では、情報誌「野菜情報」やホームページで毎月四季の野菜の栄養価、産地の取り組み、おすすめ簡単レシピをご紹介しています(8月号は国際果実野菜年特集号として発行しました)!また、8月31日の「野菜の日」には「野菜の栄養と健康に関するオンラインセミナー」の開催いたします。

野菜の摂取量は一皿分足りません

 この時期に多く出回る野菜の主な栄養成分についてご紹介します。野菜をしっかり摂って、健康と免疫力を維持しましょう。

旬の野菜で免疫力の維持・向上を

〇トマト
 β-カロテンやカリウムを含むほか、鮮やかな赤色の成分であるリコペンは、高血圧の改善に有効で、抗酸化作用があります。
酸味の主な成分のクエン酸には食欲を増進させる働きがあるので、食欲が低下しがちな暑い時期に効果的です。           

〇きゅうり

 95%が水分ですが、カリウム、ナトリウム、カルシウムが含まれているので、多量の汗をかいた後の水分補給によいでしょう。
 

〇えだまめ
 たんぱく質、カリウム、カルシウム、ビタミン類、食物繊維等を豊富に含んでいます。特に葉酸が多く、葉物野菜に比べてビタミンB1やビタミンB2を多く含んでいるので、夏バテ防止や疲労回復におすすめです。

〇ブロッコリー
 欧米では「栄養素の宝庫」と呼ばれるほど、栄養素が豊富でビタミンCの含有量は、野菜の中でもトップクラスです。また、β-カロテン、葉酸、カルシウム、鉄も豊富に含みます。
さらに、がん予防効果が期待されるスルフォラファンに分解されるスルフォラファングルコシノレートを含んでいます。

〇ピーマン
 皮膚や粘膜の健康維持を助け、抗酸化作用を有するビタミンCを含んでいます。
パプリカは、青ピーマンと比較すると、約2倍のビタミンC、約2.5倍のβ-カロテンを有しています。

〇かぼちゃ
 β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE等のビタミンが豊富でカルシウム、カリウム、食物繊維等をバランス良く含みます。また、炭水化物を多く含み、エネルギー源になる野菜です。

〇ほうれんそう
 不足しがちな鉄を豊富に含んでいるほか、ビタミンA、ビタミンK、葉酸、カリウム、カルシウムなども多く含んでいます。

〇レタス
 大部分は水分ですが、ビタミンKやカリウムが含まれています。
サニーレタス等は色の濃い葉が多く、結球のレタスと比較して、カルシウムは3倍、β-カロテンは9倍、ビタミンCは3〜4倍多く含んでいます。

〇キャベツ
 ビタミンK、ビタミンC、食物繊維に加えて、キャベツに由来して命名されたキャベジン(ビタミンU)を含んでいます。キャベジンは、胃腸の粘膜を正常に保つ効果があり、胃腸障害に有効と考えられています。
捨ててしまいがちな外葉と芯の周りにビタミンCが多く、外側の緑色の濃い部分にはβ-カロテンも含まれています。
日本人の栄養摂取のうち野菜が占める割合
 新型コロナウイルス感染症の影響で、自宅で料理をする機会が増えています。このため、農畜産業振興機構では、ホームページに旬の野菜を使った1人分のおすすめ簡単レシピや、野菜の栄養成分などの情報を紹介しています。
 昨秋は気候が良好で台風被害等もなかったことから、全国的に野菜の生育が良好となり、野菜の価格がお買い得になっています。
 この機にビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養成分が豊富な野菜をしっかり摂って、免疫力を維持・向上しましょう。
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このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 野菜業務部 (担当:管理課)
Tel:03-3583-9449