alicだより
今月のやさい:しょうが
最終更新日:2024年6月5日
広報webマガジン「alic」2024年6月号
一年中出回って、香辛料や薬味として料理のアクセントに欠くことのできない「しょうが」、本来の旬は夏ですが、和歌山県産が出てくるこの時期に市場入荷量がぐっと増えて価格も下がってきます。
しょうがは、大きく分けて「根しょうが」と「葉しょうが」があり、「根しょうが」には、収穫後すぐに出荷する「新しょうが」、貯蔵して随時出荷する「ひねしょうが」があり、高知県が主産地となります。「葉しょうが」は、関東で多く栽培されており、千葉県が主産地です。根しょうがと比べて辛味が弱く、味噌をつけてそのまま食べたり、甘酢漬けにして魚料理のあしらいとして料理に添えられたりします。
また、しょうがを生で食べる文化は、日本独特と言われており、古くは古事記にも記載があるほどです。
元来、薬用として中国から伝わったしょうがは、体を温める食材として、また、強い殺菌力を持つ食材として、食欲を増す食材として、食卓のなかで使われています。
このように、私たちの食にとって重要なしょうがですが、供給量(収穫量+輸入量)のうち日本産は約37%で、それ以外は主に中国からの輸入に頼っているのが現状です。店頭では外国産を見ることはほとんどなく、多くは加工・業務用として利用されています。(中国におけるしょうがの生産状況等は、「
野菜情報 2022年7月号 中国産野菜の生産と消費および輸出の動向(第7回:しょうが)」をご覧ください。)
これからの季節、食欲が落ちやすい時期となりますが、ぜひ、風味あふれた国産しょうがを使った料理を加えて乗り切りたいところです。
※しょうがの世界をもっと知りたい方はこちらへ
→(野菜情報2024年6月号
今月の野菜「しょうが」)
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しょうが焼きレシピ
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