【キッズコーナー】ベジ探(べじたん)を使って自分の住んでいる県の農業を「調べる」「知る」をやってみよう!
最終更新日:2024年11月5日
広報webマガジン「alic」2024年11月号
小学校の社会科では、自分の住んでいる地域の産業 を学びます。
私たちの生活は、様々な人の活動によって支えられています。
alicが運営している「ベジ探」は、野菜についてのデータベースサイトです。
野菜に関係する情報がたくさん集まっているので、地域の産業について、野菜から調べてみることができます。
あなたの街に、畑はあるでしょうか?農業は身近にあるでしょうか?
農業がまったくない県は、ありません。東京でも農業はありますし、野菜も作られています。
あなたの県では、どこでどんな野菜が作られ、そして、県で一番生産されている野菜(産出額)は何でしょうか。
そして、市場の入荷量を見ると、季節によって野菜の産地が変わっていく様子が分かります。
一年を通して手に入る野菜たちですが、その産地の移り変わりや、自分の県の野菜がいつ出荷されているのかを調べてみましょう!
1.自分の県の野菜の生産(せいさん)を調べる<初級>
これは、国の
機関である「
農林水産省」が作成している「
野菜生産出荷統計」という
統計から調べることができます。
この
統計を使って、「ベジ探」では、県ごとに野菜を
生産量の多い
順に
掲載していますので、分かりやすく県の
野菜生産の
状況が分かります!
→
県ごとのページ(野菜マップ)へ
2. 月別(つきべつ)に県別(けんべつ)の入荷量(にゅうかりょう)を知る<中級>
野菜を育てるには、その品目にあった
気候が
必要です。暑さに弱い野菜は、夏は
涼ししい
産地で
栽培され、寒さに弱い野菜は、冬は
暖かい
地域で
栽培されます。
そこで育てられた野菜が、市場に
出荷されることで、全国にいきわたり、一年を通して、野菜が手に入る仕組みとなっています。
ベジ
探で、東京や
大阪の市場にどの県から
出荷されているのか、調べてみましょう!
→ ベジ
探 「
月別県別入荷量(
キャベツ)へ」
例)キャベツの場合
3.野菜の輸入量(ゆにゅうりょう)<上級>
野菜は、食品のなかでは、重さでみたときに(食品のカロリーでみるやり方もあります)、
比較的自給率が高い品目です。およそ8
割が日本で作られた野菜で、
私たちの
食卓はまかなわれています。ただ、品目によっては、海外からの
輸入に
頼っているものがあります。
輸入量は、
財務省が
作成している「
貿易統計」という
統計から調べることができ、
貿易統計は、
HSコードという
固有のコードで整理されています。このコードは、物を
輸入する時にかかる
関税率による区分を主な
目的として
設定されているので、たとえば「ばれいしょ(かんしょ)」などは1つの品目が1つではない場合が多々あります。
そこで、ベジ
探では、例えば「ばれいしょ(じゃがいも)」に
該当するHSコードを合計して、ばれいしょ(じゃがいも)の数字を計算していますので、すぐにばれいしょ全体の
輸入量や
金額が分かるようになっています。
やってみましょう!
→ ベジ
探 「
輸出入情報」<
品目別輸入量(ひんもくべつゆにゅうりょう)>
4. おわりに
自分たちの県がどのような野菜を
栽培しているのか、それが、いつ
出荷されているのか、毎日の
食卓でみる野菜は、日本のどこで作られて、運ばれてきたのか、調べられたでしょうか?
私たちは、たくさんの人たちに
支えられて、
美味しいごはんが食べられるようになっているのですね!
調べることの楽しさ、知ることの
喜び、発見の力、そして、自分の住む
地域を
支える
産業である農業に
興味を持ってもらえたらうれしいです。
今回
紹介したもの
以外にも、ベジ
探には学習に役立つコーナーがたくさんあります。
色々とベジ
探の中を
探検してみてください!
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196