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今月の野菜:ブロッコリー

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最終更新日:2024年11月5日
広報webマガジン「alic」2024年11月号
 「ブロッコリーが指定野菜に追加!」で昨年から注目されているブロッコリーですが、冬が旬の野菜です!
 指定野菜に格上げられるブロッコリーですが、実は、一般的に消費され始めたのは1970年代と、比較的近年になってから食べられるようになった野菜です。
 火を通しても鮮やかな緑が、食卓やお弁当の彩りとして映えることから人気が出てきました。クセのない味は、子供にも人気となり、また、栄養面の価値も高く評価されたことで、生産量、消費量が増加し、今の地位まで上りつめました!
 
生産出荷統計
<ブロッコリーの花>
 ブロッコリーは、暑さに弱いため、夏は、冷涼な地域である長野県・北海道からの出荷が多くなり、冬は、温暖な地域である愛知県・香川県などからの出荷が多くなります。このように季節によって産地が移動することで、一年を通して安定的に供給される仕組みを「出荷リレー」といいます。

 また、私たちが食べているブロッコリーの部位は、花蕾(からい)と呼ばれ、大量の花の塊です。買ってから消費するまで少し長く保存すると、黄色の花が咲いてくるのを見たことがあるかもしれませんね。
輸入推移
 ブロッコリーの輸入状況をみますと、2010年までは生鮮による輸入量が多かったのですが、その後、冷凍による輸入量が増加し、2023年はおよそ97%が冷凍で輸入されています。
 また、生鮮の輸入先国第1位は、2022年まで米国が維持していましたが、2023年、中国が台頭しました。冷凍は、数量では、中国が第1位、金額ではエクアドルが第1位で近年推移しています。

 →野菜情報2023年3月号「中国産野菜の生産と消費及び輸出動向(第11回:ブロッコリー)
 ブロッコリーは、「栄養素の宝庫」と呼ばれるほど、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を豊富に含む緑黄色野菜です。中でも、風邪予防や美肌効果に期待ができるビタミンCの含有量は、生のままだと100g中120mg含まれており、100g(大きめの房2〜3個)で1日の推奨量を摂取できます。
 また、ブロッコリーなどアブラナ科の野菜は抗がん作用が期待でき、抗炎症作用を持つ「辛味成分」のイソチオシアネートを含み、慢性疾患の予防に働くと期待されています!

〇 ブロッコリーの世界をもっと知りたい方はこちら
  (野菜情報2024年11月号 今月の野菜「ブロッコリー」

 
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