今年度においても肉用子牛の取引頭数の減少と取引価格の高値は続いており4月以降、黒毛和種子牛では、取引頭数が前年に比べて5%程少なく、価格は55万円前後と高くなっています。
このように肉用子牛価格は高値で推移していますが、過去には1年間で10万円以上も価格が変動したこともあります。
機構では、こうした事態に対応すべく、肉用子牛の価格が変動した場合にも、引き続き子牛の生産を行えるよう、肉用子牛の価格が再生産に必要とされる価格を下回ったときに、差額を補てんし、肉用子牛生産の安定のための支援をする、肉用子牛生産者補給金制度を実施しており、全国で約6万戸の生産者がこの制度に参加しています。