薬味だけじゃない!今が旬のみょうがの魅力!!
最終更新日:2015年8月18日
みょうがの周年出荷
6月から10月過ぎの初夏から秋にかけての間が旬のみょうがは、それぞれの収穫時期に合わせて「夏みょうが」「秋みょうが」と呼ばれています。この時期の産地である群馬県の前橋市では、作付け時期をずらすことにより、年間を通じて品質の高いみょうがを出荷しています。
ぎっしりなったみょうが
徹底した管理で高品質なみょうがを生産出荷
高さが3m以上になるみょうがの葉茎
この産地はビニールハウスで、土を使わずヤシ殻で作った培地に肥料を溶かした液体をコンピューター制御で無駄なく効率よく与える『養液栽培』と呼ばれる栽培法に取り組んでいます。土を使わないことにより病気も出にくく、通常の露地栽培に比べ収穫量が3倍から5倍にもなります。
葉茎の高さも、通常の露地栽培では1メートル程度ですが、養液栽培では3メートル以上にまで生長します。
みょうがの効能
みょうがの独特な香りはアルファピネンという精油成分によるもので、発汗、呼吸、血液の循環などの機能を促す作用があります。また、胃液の分泌を活発にする作用もあり、夏バテなどの食欲減退にも効用があります。
白いみょうがの花
みょうがの料理方法
みょうがは生のまま刻んで薬味として使われることが多く、これからの季節にぴったりの野菜です。どちらかというと食卓の脇役として食されるイメージですが、天ぷらや素揚げ、ソテーして肉や魚の付け合わせ、スライスしてサラダ、酢の物、味噌漬け等々、これからはバリエーション豊富に食卓に登場させてはいかがでしょうか。
また、みょうがをはちみつやリキュールに漬けて凍らせ、シャーベットのようにしたり、粉砕してかき氷に混ぜたりと、さっぱりとした「みょうがデザート」としても楽しめます。
ベジジャス〜野菜の旬ナビゲーション〜
第55号 2015年7月号「みょうが」
野菜の魅力を再発見
8月31日は「野菜の日」です。
消費者や生産者の団体など様々な団体等が、各地で野菜の需要拡大を目指したイベントを企画しています。
生産者、流通業者、消費者等の関係者で構成する野菜需給協議会と(独)農畜産業振興機構でも、8月31日に、「魅力ある野菜を届けるために」と題して、野菜シンポジウムを開催します。
野菜シンポジウム 「魅力ある野菜を届けるために」
【日時】
8月31日(月)13:30〜16:30(開場13:00)
【場所】
イイノカンファレンスセンター東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 イイノビル4階
【講演】
(1) 榎本房枝(榎本農園)
[演目]「農業女子的野菜の魅力の伝え方」
〜小さい農家の情報発信と提案方法〜
(2) 藤村亮太郎((株)グリーンメッセージ 営業部課長)
[演目]「おいしい野菜を楽しんでいくために」
〜サラダ野菜メーカーの取組み〜
【問い合わせ先】
独立行政法人農畜産業振興機構 野菜需給部需給推進課
電話:03-3583-9449、ファクス:03-3583-9484
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196