旬を迎えるほうれんそうの魅力 〜alicにおける取組みについて〜
最終更新日:2022年10月17日
これから寒くなると冬に旬を迎える野菜が多く出てきます。最近はハウス栽培などがあるため、年間を通して同じ野菜を食べることができますが、旬を迎えた野菜には特別なおいしさがあります。
中でも冬のほうれんそうは、寒さに耐えるために蓄えたエネルギーが糖分となって味が濃く、甘くなるという特徴があります。
今回は、これからますますおいしくなるほうれんそうについて紹介します。
種類
ほうれんそうには寒さに強く味が良いとされる東洋種と、肉厚で収穫量の多い西洋種があります。現在は、東洋種と西洋種を交配して双方の優れた点を掛け合わせた一代雑種が主流となっています。また、ほうれんそうはアクの原因であるシュウ酸を減らすために加熱して食べる方法が主流ですが、アクの少ない生食用のサラダほうれんそうも生産されています。
生産地・収穫時期
近年は栽培技術の発達や産地リレーによって年間を通して栽培・出荷されています。ほうれんそうは多くの地域で栽培されていますが、出荷量が多い代表的な産地は埼玉県や群馬県、千葉県です。
鮮度の見分け方
葉が黄色く変色し、しおれているのは鮮度が落ちているサインです。
葉や茎に折れがなく、濃い緑色でピンと張っているものを選びましょう。
栄養素について
ほうれんそうは緑黄色野菜の一つでビタミンやミネラルといったさまざまな栄養素が含まれています。
特に、血液凝固に関与するビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンKは脂溶性ビタミンであり、油脂類と一緒に摂取すると吸収率を高めることができます。また、体のたんぱく質合成や赤血球の産生を促し、造血機能をもつ葉酸や、貧血予防となる鉄分も多く含まれています。
その他、ほうれんそうにはここでは紹介しきれないほど多くの栄養素が含まれています。不足しがちなビタミンやミネラル、その他の栄養素を摂取できるよう、積極的に旬の野菜を食べて寒い冬を乗り切りましょう。
alicの取組み
alicでは今回紹介したほうれんそうを含めた野菜の生産者の方々へ、価格低落時及び高騰時に交付金を交付するなど経営支援を行っています。これらの支援により消費者の方々へ野菜を安定的に供給できる体制を整え、皆様の食の消費生活が安定するよう取り組んでいます。
また、HPでは皆様に野菜の魅力が詰まったさまざまな料理のレシピを掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
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