夏ベジプロジェクト(夏野菜の消費拡大)
最終更新日:2010年8月30日
夏ベジプロジェクトについて
「夏の元気は野菜から!」…夏野菜はビタミンやミネラル、食物繊維、機能性成分が豊富に含まれており、暑い夏を元気に過ごすため欠かせない食材です。
そんな野菜をおいしく食べてもらうために、農林水産省は今年度も「夏ベジプロジェクト」を立ち上げました。夏の食卓をいろどってもらうために野菜の生産、流通、加工、消費に関係するさまざまな企業、団体や行政機関に呼びかけて、協力の輪を広げながら、夏野菜の消費拡大を図る様々な取組を実施しています。
キャンペーンの内容
夏野菜のシーズン(7月から9月)を集中活動期間として実施し、FOOD ACTION NIPPON と連携しつつ、次の取組を行っています。
統一ロゴマークの活用
企業・団体が資材等に使用できるロゴマークを、プロジェクトの参加企業、団体にパンフレットやイベントなどで活用して頂き、プロジェクトの趣旨の浸透を図ります。
夏ベジソングの提供
夏ベジソングを農林水産省のホームページ上で公開し、誰でもダウンロードして、店舗等で使用することができます。
広報資材の提供
プロジェクトを推進するための「のぼり」、「レシピ」、「POP」などのデザインを農林水産省のホームページ上で公開し、誰でもダウンロードして、広報ツールとして使用することができます。
農畜産業振興機構の取り組み
当機構も夏ベジプロジェクト」に参加し、夏野菜の魅力を紹介しています。
今回は、野菜の栄養と機能性を紹介します。
トマト
ビタミンCやA、カリウムが比較的多く含まれているトマトは大玉ひとつを丸かじりすれば、1日に必要なビタミンCの約4分の1を摂取できる程です。
また、トマトの赤い色は、リコペンに由来します。リコペンは、抗酸化作用が強く、熱に強くトマトジュースなどに加工しても効用を損なうことがないという特性があります。
キャベツ
疲労回復や風邪予防に効果的なビタミンC、腸内環境を改善する食物繊維が豊富なほか、骨の健康維持や止血に働くビタミンKなどが含まれるほか、胃かいようや十二指腸潰瘍などの胃腸障害に有効な成分‘ビタミンU’を豊富に含みます。
にんじん
にんじんは、なんといってもビタミンAが豊富、80g程度のMサイズなら1本で、1日分のビタミンAの摂取が可能です。ビタミンA効果を示す食品成分には、レチノールとカロテンの2種類があり、植物の場合はカロテンとして含まれております。 もともと、カロテンの語源は、にんじんの英名のキャロットに由来します。
ピーマン
栄養価は豊富で、特に美肌効果や抗酸化力のあるビタミンCやカロテンが豊富です。ビタミンCは一般的に熱に弱く流出しやすいと言われますが、ピーマンの場合は果肉が厚く加熱しても損失が少ないという特徴があります。Lサイズのピーマン(約50g)には約38mgのビタミンCが含まれているので、3個で1日分のビタミンCを摂取することができます。
野菜には、このようにビタミン類や機能性成分が含まれているので、野菜をおいしく食べて、暑い夏を元気に過ごしましょう。
(消費科学連合会「消費の道しるべ」(平成22年8月号)に掲載)
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196