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業務関連情報「春菊(しゅんぎく)と菊菜(きくな) 」

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最終更新日:2013年11月6日

これからの季節、お鍋に欠かせない春菊

 地中海沿岸を原産とする野菜で、日本へは中国を経て室町時代に渡来しました。中国では漢方薬として使用されていますが欧米では、キクの香りがあまり好まれないことから、観賞用の植物として栽培されているようです。

東西で違う栽培品種

 東日本では春菊、西日本では菊菜と呼ばれ、品種も異なります。九州・中国地方では大葉系、関西では中葉系、関東以北では小葉系と栽培品種にも特色があります。
 販売形態は西日本の中葉系は根元から株ごと販売されるのに対し、東日本の小葉系は茎から摘み取ります。
 主な産地は大阪市場では大阪府、東京市場では千葉県となっています。
春菊

香り高い和風ハーブ

 独特の香り成分はα-ピネン、ペリルアルデヒド等、 10 種類ほどの精油成分(エッセンシャルオイル・揮発性の芳香物質)で発汗作用、消化促進作用があるほか胃もたれの解消にも効果があります。

栄養豊富な緑黄色野菜

 皮膚や粘膜の健康に関与するカロテンがほうれんそうや小松菜よりも豊富です。また、造血作用に欠かせない葉酸、老化を予防するビタミン E、貧血を予防する鉄分などビタミン、ミネラルをたっぷり含んでいます。

春菊のジェノベーゼ風

 香り高い春菊をハーブとして利用したレシピをご紹介します。
 露地とハウスを併用し、通年、生産されますが、これから冬場にかけて出荷量が増えてきます。
 鮮度が落ちやすいので緑色が濃くツヤのあるものを選び、1〜2日で使いきりましょう。
レシピ
材料(1人前)
春菊・・・100g
ペンネ・・・80g
粉チーズ・・・大さじ2
松の実・・・大さじ1
にんにく・・・半かけ
オリーブオイル・・・大さじ1.5
塩・胡椒・・・適量

出典:ベジシャス菜22号
レシピ作成:中山晴奈
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196