【業務関連情報】牛肉が食卓に届くまで
最終更新日:2014年3月5日
食肉文化の広まり
明治2(1869)年に海軍が牛肉を栄養食として採用し、同5年に明治天皇が初めて牛肉を食されると、新聞が肉食を奨励・賛美するようになり、現在の「関東風すき焼き」のルーツともなる牛鍋のブームが起こります。
福沢諭吉は幕末の頃から、「牛肉は滋養によい。牛肉は夜の明けるに従い誰でも食用するようになる」と、と畜場建設を奨励しており、明治の文明開化と共に食肉文化も広がりました。
現在の食肉消費量
グラフは現在の年間1人1年当たりの食肉の消費量です。牛肉は1年間に約6kg食べられています。 ところで、私たちの身近にある牛肉はどのように届けられているのでしょうか。
牛肉が家庭に届くまでの流れ
・子牛生産と肥育経営
日本の肉用牛生産は子牛を生産して販売する繁殖農家と子牛を育てて出荷する肥育農家に分かれています。肥育農家は食肉市場や食肉センターへ出荷します。
・と畜・解体から部分肉へカット
食肉市場や食肉センターではと畜・解体を行います。そして、大きな枝肉の形で市場売買された後、加工業者で骨抜きやカットを行い(食肉センターで骨抜きやカットなどを行う場合もあります。)、部分肉(ロース、もも肉など)ごとに包装され出荷されます。
・家庭用にスライスして販売
部分肉はスライスしてパック詰めされるなどして専門小売店やスーパーマーケットの店頭で販売されます。
また、レストラン等の飲食店などで調理して提供されます。
牛肉生産を支える仕組み
alicでは、国民の消費生活の安定を図るため、牛肉などの畜産物の需給調整・価格安定対策(セーフティネット)を実施しています。また、生産者に対しては、安全で、品質の優れた国産農畜産物を安定的に供給するために、経営安定のための補助事業などを行っております。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196