【まめ知識】ブロッコリーとケールから生まれた「アレッタ」
最終更新日:2016年1月6日
アレッタの特徴
アレッタは、ブロッコリーとケール(青汁の原料として用いられている野菜)を掛け合わせた日本生まれの野菜で、平成23年3月に品種登録されています。なばな類に分類され、見た目は茎ブロッコリーにそっくりですが、葉も茎もつぼみも全て食べられます。
アレッタはケール特有の苦みはなく、茎の部分には甘みがあります。また、つぼみにはブロッコリーの約3倍のカロテンやビタミンKが含まれています。
アレッタの栽培
三重県のJA伊勢は、全国でもまだ珍しいアレッタを栽培する産地のひとつです。管内では、平成24年5月に栽培を開始し、27年11月現在、生産者12名が35aのほ場で栽培しています。
この産地では、7月上旬以降に種をまき、20日ほど育苗した後、堆肥をたっぷり投入したほ場に定植します。11月上旬以降、伸びてきた頂花蕾(ちょうからい:株の中心や先端にできる花のつぼみ)がピンポン玉ほどの大きさになったところで、わき芽を残すように主茎を切って収穫します。収穫したアレッタは、長さを切りそろえて150gになるよう計量し、袋詰めしてJAの集荷場に集められます。今年の出荷時期は、11月から4月までで、名古屋市場に出荷しています。
産地から一言:おすすめの食べ方
生のままでも食べられるアレッタは、アク抜きや下ゆでの必要がなく、手軽に調理できるうれしい野菜です。天ぷらや炒め物、ごま和えなど、茎の甘みと歯ごたえを生かした調理のほか、肉との相性も良いので、肉巻きもおすすめです。
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