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【まめ知識】牛肉の「トウガラシ」「ザブトン」「ネクタイ」ってなあに?

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最終更新日:2019年7月3日

 昨今の「肉ブーム」を背景に、外食では焼肉やステーキなどの売り上げが好調です。肉ブームのけん引役のひとつとして挙げられるのは、焼肉でしょう。
 牛を大きく分類すると、「ネック」「肩ロース」「サーロイン」「すね」など13の部位に分けられ、それをさらに細分化すると55もの部位に分けることができます。
 「かた」のうち、肩甲骨付近からとれる、赤身の旨味が凝縮した部分が「トウガラシ」と呼ばれる希少部位です。形がトウガラシに似ていることからこの名前がつけられました。
 「ザブトン」は「肩ロース」の中でもあばら骨側にあり、四角い形に切り出すことができるため、その名前がつけられました。焼肉店では、特上ロースや特上カルビとして提供されることもあります。
 

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 また、「ネクタイ」とは、大きく分類すると「らんぷ」と呼ばれる部位に該当し、部位を切り出した際にネクタイのような形になることから名付けられました。
 「メガネ」は牛の骨盤まわりの肉です。「エンピツ」は「リブロース」の中心付近にあり、「マクラ」は「かた」の一部で、いずれも切り出された形に名前の由来があると言われています。
 ヒレの中心部にあり、繊細な甘みを持つ「シャトーブリアン」は、フランスの小説家・政治家のシャトーブリアンの大好物だったため、その名がつけられたとされています。
 さまざまな部位を楽しめるのも、1頭1頭大切に牛を育ててくれる生産者や、牛から肉をとり出す職人がいてくれるからこそ。牛に感謝するとともに、それに関わる関係者の方々にも感謝しながら味わいたいものですね。
 

さまざまな部位を楽しめるのも関係者のおかげです
さまざまな部位を楽しめるのも関係者のおかげです

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農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196