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【まめ知識】野菜のいろいろ「青パパイヤ」

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最終更新日:2020年11月4日

青いまま食べてもいいの?「青パパイヤ」

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 最近人気のアジア料理などで見かける「青パパイヤ」をご存知でしょうか? 
 パパイヤの原産地はアメリカ大陸の熱帯地域で、16世紀初期にスペインの探検家によって発見され、その後世界各地へ広がりました。そして沖縄県には、中国から台湾を経て18世紀ごろに入ってきたとされています。パパイヤはフルーツとしても有名ですが、青パパイヤは果実が熟す前の未熟果を収穫・出荷し、野菜のようにサラダや炒め物などで利用されます。 

関東でも栽培が広がっています。

 青パパイヤは、主に沖縄県や鹿児島県で生産されていますが、近年、関東などでも積極的に栽培に取り組む地域が増えています。 
 千葉県北東部に位置する「ちばみどり農業協同組合」管内の銚子市と旭市(飯岡地区)では、2017年3月に「銚子パパイヤ組合」が設立され、2020年度は22人の生産者が栽培面積3・9haに作付けています。同地域では、台風被害を受けにくい場所を選び、トンネル被覆やマルチを利用して4月に定植、8月下旬から12月中旬まで出荷しています。気候に合った品種の選定や栽培方法の改善、安定品質での出荷量の確保に取り組んでおり、査定会を開催して出荷規格の統一を図っています。 
 また、埼玉県東部に位置する南彩農業協同組合では、新たな地域特産農産物の創出、農業者の所得向上と農業生産の拡大等を目指し、2017年度より青パパイヤの栽培を開始しました。生産者69人で始まった青パパイヤの栽培は、2020年度には生産者191人、栽培面積1・5haと、年々増加傾向にあります。「青パパイヤ研究会」を設立して栽培や販売などについて日々試行錯誤し、今後は新品種の選定や栽培方法の確立、取引先の拡大に取り組み、地域貢献を目指しています。 

おすすめの食べ方

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 癖がないのでどんな料理にも使えます。皮をむき種を除いて千切りにし、水にさらしてあくを抜いたら、他の野菜と一緒にサラダにしたり、流行のソムタムや、きんぴら、漬物もおすすめです。加熱するとだいこんのような食感で煮込み料理でもおいしく頂けます。
 
問い合わせ先:
南彩農業協同組合 営農部営農支援課
TEL:0480−8‌7−1135
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196