そこで、全国食用きのこ種菌協会は2017年から、ほだ木や菌床の原料が国産であることを示す「どんぐりマーク(栽培原料原産地商標)」の表示に取り組んでいます。また、2022年3月には、消費者庁の「食品表示基準Q&A」が一部改正され、消費者に適切な情報を提供するため、原木または菌床に種菌を植え付けた場所(植菌地)を原産地として表示することになりました(経過措置期間は同年9月末まで)。
しいたけの産地では、商品パッケージにどんぐりマークを取り入れて純国産をアピールし、輸入菌床由来のしいたけとの差別化を図ることで販売力強化を目指しています。
しいたけを購入する際は、純国産である「原産地〇〇県(産)」の表示と合わせて「どんぐりマーク」をぜひ確認してみて下さい。
月刊「野菜情報」では、純国産にこだわり、肉厚で歯ごたえのある風味豊かなしいたけ栽培に取り組む
産地を紹介しています。
参考 産地紹介:福島県 JA全農福島〜福島県における生しいたけ栽培〜−月報 野菜情報-産地紹介-2020年12月