【まめ知識】砂糖が白い理由
最終更新日:2023年2月6日
スーパーに行くとたくさんの種類の砂糖が並んでいますが、皆さまはどのように選んでいますか?白砂糖が白いのは「漂白剤を使っているから」ではありません。今回は、砂糖の製造工程と栄養価についてご紹介します。
砂糖はなぜ白い?
砂糖の結晶・顕微鏡拡大写真
画像提供:精糖工業会
砂糖の製造工程で、漂白剤を使うことはありません。砂糖が白いのは、かき氷と同じように、無色透明の結晶の粒が乱反射して私たちの目には白く見えているためです。透明な結晶になるまで精製して、不純物を取り除いているのです。砂糖は、精製の度合いによって白い砂糖や茶色い砂糖になります。
三温糖は茶色なのになぜ上白糖やグラニュー糖と同じ製造方法なの?と疑問に思う方もいるかもしれません。三温糖は、上白糖やグラニュー糖を取り出した後の糖液を再結晶させて作られる砂糖です。再結晶化の工程を繰り返すことでカラメル化し、茶色になります。
砂糖の種類によって栄養価は違うの?
茶色い砂糖の方が白い砂糖より身体に良さそう。そんなイメージを持たれている方も多いかもしれません。しかし、上白糖やグラニュー糖などの白い砂糖と三温糖は、栄養価にそれほど大きな差はありません。
おわりに
どんな食品も過剰摂取は身体に良くありません。白い砂糖も茶色い砂糖も、適量であれば、体の大事なエネルギー源となります。さまざまな砂糖の特徴を知り、上白糖やグラニュー糖はお菓子作りに、三温糖や黒糖は料理に使うなど、味や風味、用途によって上手に取り入れてみるのもよいですね。
砂糖の製造工程や種類などについて、詳しくは
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砂糖の効用を活かしたレシピは、
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(調査情報部)
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