【機構の動き】上州新田牛を訪ねて〜消費者代表の方々との現地意見交換会(畜産)〜6月21日
最終更新日:2013年9月2日
6月 21 日に群馬県において「消費者代表の方々との現地意見交換会」を開催しました。この意見交換会は消費者代表の方々に、農畜産業をめぐる最近の情勢や機構の業務についてご理解いただくために毎年開催しています。
今回は、群馬県の関係者の皆様のご協力を得て群馬県の地域銘柄牛である「上州新田牛」を展開している現場を訪問し、関係者の皆様と意見交換を行いました。
〇JA東日本くみあい飼料(株) 太田工場
太田工場の専用見学コース
太田工場 JA東日本くみあい飼料(株)は、 16 都県を営業エリアとするJA全農グループの飼料・肥料の製造会社です。7つの工場すべてでISO9001 : 2000を取得し、厳しい品質管理を徹底しています。
今回は牛飼料専用工場である太田工場を訪問しました。消費者代表の方がBSE問題を受けて飼料製造に常に関心を持っていると話をされると、担当者から製品についてロットごとに、その製造から販売までの履歴把握できるようにするトレーサビリティ機能についての説明がありました。
〇肉牛農家 (群馬県太田市 小山拓男氏)
防疫服に着替えて小山氏の農場を見学
小山拓男氏は、JAにったみどり管内で、交雑種を中心に400頭の牛を肥育する肉牛農家です。 生育段階に応じたきめ細かな管理に、参加した方々は熱心に耳を傾けていました。
JA東日本くみあい飼料で製造された配合飼料を利用して肥育された「上州新田牛」は、群馬県食肉卸売市場に出荷され、その肉質は畜産関係者から高い評価を得ています。
〇(株)群馬県食肉卸売市場
(株)群馬県食肉卸売市場は、肉牛・肉豚のセリ・と畜解体・加工処理を行う産地食肉センターです。肉豚では全国1位の処理能力を持ち、肉牛についてはアメリカのほか5 か国・地域の輸出認定を取得しています。
上州新田牛を含めた銘柄牛「上州牛」など、数多くのブランド肉牛・肉豚を加工・販売しています。外国産と国産の価格差や取引方法について消費者代表から質問があり、輸入飼料などについて理解を深める機会となりました。
当機構では、今回の意見交換会で畜産現場に対する理解を深めていただくとともに、今後も消費者の皆様への情報発信を行っていきます。ホームページの「消費者コーナー」もぜひご覧ください。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196