平成26年度消費者代表の方々との現地意見交換会(砂糖)について
最終更新日:2014年7月2日
平成26年5月19日に新東日本製糖株式会社(千葉県千葉市)において「消費者代表の方々との現地意見交換会」(以下「交換会」)を開催しました。
この交換会は、消費者代表の方々に対して、農畜産業をめぐる情勢や機構業務に関しての理解を促進するために毎年開催しています。
今回は、砂糖の製造工場を消費者代表の方々に見学していただき、機構および工場関係者の皆様と意見交換を行いました。
○工場の概要
新東日本製糖株式会社は、1971年創業、製糖会社3社から委託を受けた共同生産により国内最大の年間約30万tの砂糖を製造する会社です。2012年に「FSSC 22000」(食品安全システム認証)を取得し、製品の品質管理や食品製造における食品安全の確保の徹底に加え、機動性と弾力性を重視し、きめ細かな品質管理を行うことで16糖種・約180アイテムの砂糖を製造しています。
○工場の見学
見学は3班に分かれて、稼働中の工場(原料糖倉庫、中央制御室、真空結晶缶、製品分離機、包装室、製品自動倉庫など)の見学を行いました。
見学中のそれぞれの場所では、消費者代表から様々な質問がされ、工場案内の方に丁寧に疑問に答えていただきました。
原料糖倉庫内で説明を受ける参加者
見学コース内から包装工程を見学する参加者
○意見交換
見学後の意見交換会の様子
工場の見学後、機構から砂糖の制度について説明を行った後、意見交換を行いました。
意見交換では、さとうきびとてん菜から作った砂糖に違いがあるのかとの疑問に対し、出来上がった製品は純粋なショ糖で違いがないことなど、活発な質疑が行われ、砂糖に対する理解をより深める機会となりました。
また、工場の衛生管理が徹底していることに驚いたとの感想や、砂糖だけが特別にカロリーが高く肥満の原因となるわけではないといった砂糖に関する正しい情報の広報活動を行ってほしい、国内の甘味資源作物や国内産糖を支援するのは必要なことと思うので、そのことについても広報に努めてもらいたいなどの意見がありました。
当機構では、今回の意見交換会で砂糖の生産、流通、消費に対する理解を深めていただくとともに、今後も消費者の皆様に対する情報発信を的確に行って参ります。
当機構ホームページの「消費者コーナー」もぜひご覧ください。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196