9月15日(木)、デンバーにおいて米国食肉輸出連合会(USMEF)との定期情報交換会議が開催されました。この会議は、1981年以来、食肉の需給動向などに関する情報交換を行う場として、原則として毎年度、日本とアメリカで交互に開催しているもので、今年で30回目を迎えました。
会議では、USMEFのフィリップ・M・セング会長とalicの宮坂理事長のあいさつの後、alicから日本の食肉需給や和牛の輸出戦略などについて、USMEFからアメリカの食肉需給や今後の牛肉および豚肉の生産見通しなどについて説明がありました。これらに対して双方から活発な意見が交わされ、貴重な情報交換の場となりました。
USMEFによると、アメリカではと畜頭数の増加などから、2016・17年ともに牛肉・豚肉の生産量は前年を上回り、2016年の牛・豚枝肉価格は低下傾向で推移し、輸出量は増加する見込みとのことです。
会議の最後には、今後も両国の食肉をめぐる情報の交換、双方の職員の交流などを通じてお互いの関係をより深めるとともに、畜産をめぐるおのおのの課題を解決できるよう、交流を重ねていくことを確認し、閉幕しました。