9月13日(水)、米国食肉輸出連合会(USMEF)との定期情報交換会議を開催しました。この会議は、1981年以来、食肉の需給動向などに関する情報交換を行う場として、原則として毎年度、日本とアメリカで交互に開催しているもので、31回目の今回は東京での開催となりました。
会議では、USMEFのフィリップ・M・セング会長とalicの宮坂理事長のあいさつの後、USMEFからアメリカの食肉需給や中国の食肉輸入動向などについて、alicから日本の食肉需給や全国和牛能力共進会などについて説明をしました。これらに対し
て双方から活発な意見が交わされ、貴重な情報交換の場となりました。
USMEFによると、2017年の米国の牛肉輸出量は、アジア市場向けの輸出が堅調であることなどにより、前年を8%上回ると見込まれています。また、14 年ぶりに再開したアメリカ産牛肉の対中輸出に関しては、中国向けサプライチェーンの構築に時間を要することから、当面は他のアジア市場に影響を与えることはないとのことでした。
会議の最後には、今後も両国の食肉をめぐる情報の交換、双方の職員の交流などを通じてお互いの関係をより深めるとともに、畜産をめぐるおのおのの課題を解決できるよう、交流を重ねていくことを確認し、閉会しました。