【機構の動き】平成30年度与論町さとうきび生産振興大会に出席 〜増産の決意あらたに〜
最終更新日:2018年7月4日
alic鹿児島事務所は、平成30 年5月10 日(木)に、「JA会館よろん」で開催された平成30 年度さとうきび生産振興大会(以下「生産振興大会」という。)に出席しました。
生産振興大会には、生産者、糖業関係者、JAおよび行政関係者など約200名が参加しました。生産者は、サトウキビの増産に向け、一丸となってのかん水や管理作業の徹底に取り組む決意を新たにしました。
平成29 年産の成績
平成29 年産の与論町のサトウキビ生産量は、7月の干ばつや10 月下旬の台風の被害を受け、前年から8834t減少し2万3725 t、10 a当たりの収量は、2.12t減少し5.58tとなりました。また、平均糖度は、台風被害に加えて11 月以降の日照不足により十分な光合成ができなかったため、平成19 年産以降最も低い13 .13 度となりました。
JAあまみ与論地区さとうきび部会長あいさつ(原田新一郎氏)
開会に当たり、JAあまみ与論地区さとうきび部会 原田新一郎会長より「前期は、与論島製糖鰍フ理解のもと12 月15 日の年内操業が実現し、例年よりも早く収穫作業が終了したことによって、今期の春植え、株出管理が順調に進み、現在は雨を待っている段階です」と今期の順調なスタートが報告され、併せて管理作業の徹底などについても改めて呼び掛けました。
alic 石垣理事あいさつ
続いて、a li c の石垣理事から、alic が行う甘味資源作物交付金などの業務運営への協力に対する謝辞を述べたあと、「当機構は、糖価調整制度の実施機関として、サトウキビの生産者や国内産糖製造事業者の皆さまに交付金を交付することにより、生産者の経営安定や関連産業の健全な発展を通じて、砂糖の価格調整を図っています。引き続きサトウキビの生産が安定的に行われるよう、国民の皆さまに対して糖価調整制度における理解の醸成が図られるよう努力していきたい。」などのあいさつを行いました。
鹿児島県農業開発総合センター徳之島支場佐藤光徳室長による研修
研修会では、鹿児島県農業開発総合センター徳之島支場作物研究室の佐藤光徳室長が講演し、梅雨明け後の早めのかん水が収穫量の増加につながるとの説明を行いました。
最後に
最後は、頑張ろう三唱で締めくくり、生産振興大会終了後は和やかなムードの中で抽選会や演芸発表などが行われ、参加した生産者は日ごろの管理作業の疲れを癒していました。
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農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
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