【まめ知識】知っていますか? 牛トレーサビリティ制度
最終更新日:2019年3月6日
皆さんは、牛の両耳に装着された右のイラストのようなものを見たことがありますか。これは、国産牛肉の安全・安心を確保するための取組みの一つである、「牛トレーサビリティ制度」の個体識別番号( 10 ケタの数字)を示した耳標(じひょう)と呼ばれるものです。
牛トレーサビリティ制度
日本で牛海綿状脳症(BSE) が発生したことを受け、平成15 年に「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法(牛トレーサビリティ法)」が制定されました。
この法律では、牛への耳標の装着、出生から牛肉になるまでの履歴情報の届出・記録・保存、記録された情報のインターネットでの公表などが定められています。つまり、販売されている全ての国産牛肉の履歴をたどることができるのです。
このことにより、問題の発生時に牛や牛肉の追跡が可能になりました。
牛の個体識別番号
個体識別番号と生産履歴情報を管理しているのが、独立行政法人家畜改良センター(以下「センター」)です。センターは、牛の生産者からの出生などの届出に基づき「牛個体識別台帳」に記録・保存します。耳標に表示された個体識別番号は流通過程において、農家⇒と畜業者⇒卸売業者・小売店といった順序で伝達され、販売や仕入れの際に記録されます。
alicは、耳標の作成費用などに対する補助などを通じて牛トレーサビリティ制度を的確に実施するための支援をしています。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
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