全国農業協同組合連合会(JA全農)主催による「第6回和牛甲子園」が2023年1月19日・20日、東京都中央卸売市場食肉市場および品川グランドホールで開催されました。
同大会は、和牛を飼育する全国の農業学校の生徒「高校牛児」が、日ごろ行っている和牛の飼育の取組を発表し、その成果としての枝肉の肉質などを競い合うとともに、高校生同士の交流を深めるもので、2018年から今年で6回目の開催となります。
今回は、過去最多となる23道府県40校55頭が出品され、枝肉の品質評価に加え、飼育の取組について(1)チャレンジ・挑戦、(2)資料内容、(3)表現・目的・創意工夫などの項目で評価したものを合わせて審査が行われました。その結果、総合評価部門で岐阜県立大垣養老高等高校、取組評価部門で鹿児島県立市来農芸高等学校、枝肉評価部門で栃木県立矢板高等高校がそれぞれ最優秀賞を受賞しました。
出品された枝肉は、どれも素晴らしいものばかりで、市場関係者から高い評価を受けていました。
また、進学・就職を控えた現役高校生への進路選択の一助となるようにと、第1回・第2回和牛甲子園最優秀賞受賞校である飛騨高山高校の卒業生との対話形式による講話や、和牛肉の卸・販売業やレストランなどを運営するサトウ食品株式会社代表取締役佐藤理香氏による「私の進路選択と食肉業界」と題した講演が行われ、参加した将来の肉用牛生産の担い手候補である高校生にとって実り多い機会となりました。
alicは、世界に誇る和牛の生産を維持・強化するため、肉用子牛生産者補給金制度や肉用牛肥育経営安定交付金制度などの肉用牛生産者の経営安定を図る業務を実施しています。
alicはこれからも和牛飼育にまい進する全国の高校牛児たちを応援します。皆さんも高校牛児そして和牛の応援団になっていただけると幸いです。
総合評価部門 岐阜県立大垣養老高等学校 取組評価部門 鹿児島県立市来農芸高等学校
枝肉評価部門 栃木県立矢板高等学校
画像提供:JA 全農