【機構の動き】平成27年度消費者代表の方々との現地意見交換会(畜産)について
最終更新日:2015年9月2日
平成 27 年7 月3 日( 金)にalic主催で茨城県、千葉県下において「消費者代表の方々との現地意見交換会」を開催しました。
今回は、バターの需給が関心を集めたこともあり、生乳を生産する酪農家、生乳の流通及び乳製品の生産の現場を消費者代表の方々に見学していただき、各現場の皆様と意見交換を行いました。
美野里酪農業協同組合と外野内(とのうち)牧場
茨城県小美玉市にある美野里酪農業協同組合は、飼料作物の生産を請け負うコントラクター事業に積極的に取り組むなど、組合員の経営規模拡大を支援しています。今回は、朝倉組合長から組合や酪農の概況等についてお話を伺いました。
その後、ご家族4人で約180頭の乳牛を飼養している外之内牧場を訪問しました。「子供達の時代になっても安心して酪農が営める環境を作って欲しい」との外之内さんの言葉に、参加者は心を打たれました。
茨城県央クーラーステーション
茨城県央クーラーステーションは、生乳の流通コストを削減するため、酪農家から集乳した生乳を一時的にストックし、大型のローリーで乳業工場に送乳する施設です。今回は、谷田部所長から茨城県の酪農、施設の概況や役割、生乳の検査体制等についてお話を伺い、施設を見学させていただきました。
雪印メグミルク(株)野田工場と意見交換
千葉県野田市にある雪印メグミルク竃田工場では、市川工場長による工場の概要説明に続いて、稼働中の工場を見学しました。
工場見学後、alicからの牛乳・乳製品をめぐる情勢の説明に続いて、意見交換を行い、参加者の方からは次のようなご意見をいただきました。
・生産者は生乳を作ってもコスト高で採算が悪化している。alicは、生産者をしっかり支援するように頑張ってほしい。
・バター不足など消費者に不安を抱かせないよう、しっかりと情報発信をしてもらいたい。
・酪農家が安心して生産に取り組める環境を作ってもらいたい。消費者としても一次産業を守るよう応援していきたい。
alicでは、農畜産業をめぐる情勢やalic業務に関する情報発信を、引き続き行っていきますので、alicホームページ「消費者コーナー」もぜひご覧ください。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
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