機構の動き
最終更新日:2013年7月3日
台湾中央畜産会との定期情報交換会議の開催について 5月16日
5月 16 日(木)、機構(以下「alic」)主催で台湾中央畜産会(以下「NAIF」)との定期情報交換会議を開催しましたので、その概要について報告します。
会議開催の経緯
平成3年にNAIFの前身である台湾区肉品発展基金会と、畜産に関する情報交換の場を設けたのがはじまりです。その後、平成9年に台湾で家畜の伝染疾病(口蹄疫)が発生したため、会議開催が見送られていましたが、平成 22 年に再開し、今回で第4回の開催を迎えました。
会議概要
NAIF楊常務理事(中央右)と佐藤理事長(中央左)
会議では、NAIFの楊常務理事から、「alicとの交流を通じて台湾畜産業の発展に寄与してきたが、今回もさらなる成果が生まれることを期待する」とのあいさつがありました。alicの佐藤理事長からは、「日本と台湾の関係は、今後もますます深まっていくと思われ、率直な意見交換を通じて、この会議を有意義なものとしたい」とこたえました。
この後、まずalicからNAIFの関心事項である日本の養豚経営の動向、行政等における養豚経営支援策、日本の食肉表示方法等について説明し、NAIFからは、口蹄疫発生以降の台湾における養豚および関連産業の構造変化等について説明がありました。
特に台湾では、口蹄疫発生以降、輸出がストップする一方で、近年、中国産豚肉の輸入も増え表示のあり方について大きな話題になっている事もあり、双方の説明に対し、それぞれ積極的な質問や意見交換がなされ、今回も貴重な情報交換の場となりました。
会議の最後には、楊常務理事と佐藤理事長との間で、畜産をめぐる各々の課題を解決できるよう今後も交流を重ねていくことを確認し、会議を閉幕しました。次回は台湾で開催の予定です。
台湾中央畜産会とは
国内の畜産業の持続的発展に資するため、当機構を参考に平成12年に設立。国内における畜産物の情報収集提供、検疫、有機認証、食肉の消費拡大、家畜改良、家畜衛生管理など、畜産に関する業務全般を担っている。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196