2月16日(火)、福岡市内において「平成27年度かんしょでん粉製造事業者と実需者との交流会」を開催しました。交流会は、かんしょでん粉について、製造事業者の技術の向上や設備の改善、でん粉原料用かんしょの新品種開発などにより、これまで以上に安全・安心・高品質な製品が製造されてきている中で、その用途を糖化用から加工食品用に拡大することを目的として開催しています。平成23年度から毎年度開催しており、5回目となる今回は、109名の方にご参加いただきました。
第1部の講演会では、研究機関、でん粉製造事業者、実需者の5名の講師の方から、かんしょでん粉の特性や品質向上、かんしょでん粉を利用した食品の特徴や可能性などについてご講演をいただきました。第2部の意見・情報交換会では、6者がブースを出展し、各ブースでは、かんしょでん粉を利用した麺類、菓子、水産練り製品などの食品について、試食を通して風味や食感を確認しつつ参加者の間で活発な意見交換が行われました。
参加者へのアンケートでは、「新商品の提案に活用できそう」「かんしょでん粉のセールスポイントや実際の食感などが分かった」などのコメントがあり、今後も参加したいとの回答が約9割を占めました。alicでは、かんしょでん粉の加工食品用の拡大を図るため、より高い効果が得られる交流会となるよう今後さらに検討を進めていきます。