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【機構の動き】野菜シンポジウムを開催〜野菜再発見(野菜のありがたさ)〜

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最終更新日:2018年11月7日

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 「野菜の日」である平成30 年8 月31 日(金)にイイノカンファレンスセンター(東京都千代田区) において、野菜シンポジウムを開催しました。
 当日は、100名を超える方々にご参加いただき、「南極・昭和基地のお野菜事情」及び「『杉本恵子の食材5色バランス健康法』で口福から幸福へ」の2つの講演が行われました。
 

南極・昭和基地のお野菜事情

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 第57 次日本南極地域観測隊調理担当の渡貫淳子(わたぬんきじゅんこ)様からは、南極昭和基地で1年4カ月にわたり実際に野菜を保存、調理して30 名の隊員に食事を提供された経験や苦労話などについて講演をいただきました。
 南極では、持ち込める野菜の量に限りがあり、また途中での供給もないことから、生鮮野菜がどんどん減少、劣化していき、加えて、電力や水といった基本的な生活インフラにも厳しい制限があるという説明をしていただきました。
 そのような中で、冷凍野菜の利用、野菜を自ら水耕栽培するなどの工夫をし、また、隊員の健康やメンタルの安定にも気を配って食事を提供された経験についてお話しいただきました。特に、緑色を見ることすら困難で、充分な量の野菜が食べられない環境においては、隊員にとって野菜が栄養素のみを求めるものではなく、目で食べ、食感で楽しむことへの関心が高まり、メンタルにも影響するものであるという、野菜のありがたさをご紹介いただきました。
 

「杉本恵子の食材5色バランス 健康法」で口福から幸福へ

さつまいも

 (株)ヘルシーピット代表取締役の杉本恵子(すぎもとけいこ)様からは、良い食事とはどのようなものか、どのようにすれば良い食事を摂ることができるのかという観点から、ご自身が30 年以上前から提唱されている「食材5色バランス健康法」について、ご自身が運営されているデイサービスや食育活動のエピソードを交えながら説明をしていただきました。
 人が健康で過ごすためには食事をより良く摂ることが重要ですが、常に栄養素などを意識するのはなかなか困難です。しかし、赤、白、黄、緑、黒の「5色」の食材を食事の中に意識して取り入れることにより、誰でも簡単にバランスの良い食事が摂れるという食事方法について説明していただきました。
 また、食事と排泄の循環を常に意識した食事をとることで、自分にとって良い食事とは何かに気付いていくとの説明をいただきました。
 
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