【寄稿】農業現場をリアルに伝える“農Tuber” 〜アグリンchで配信中〜
最終更新日:2021年10月6日
一般社団法人 全国農業協同組合中央会(JA全中) 広報部広報課
はじめに
一般社団法人 全国農業協同組合中央会(JA全中)は平成31年4月、日本テレビ放送網株式会社と連携し、動画配信サービスYouTubeに「アグリンch」を開設しました。
アグリンchは、「ネットの利点・特徴を生かしたSNS時代の新コンテンツの作成」や「若年層向けのアプローチ強化」などを目的にスタートし、令和3年8月時点で動画投稿数は130以上、総再生回数は280万回以上のチャンネルです。
その中で現在、特に力を入れているのが“農Tuber”を通じた情報発信です。
“農Tuber”による農業現場の「今」を発信
アグリンchでは、全国農協青年組織協議会(JA全青協)と連携し、全国6地域から1名ずつ、個性豊かな若手農業者を“農Tuber”に選任し、毎週日曜18時に約10分の動画を配信しています。
令和元年秋から“初代農Tuber”、令和2年秋から“第2代農Tuber”に約1年ずつ密着し、米、野菜、果樹、畜産などの、農畜産物の生産・販売に係る営農活動や、収穫した野菜を使った料理、地域活動に取り組む様子などを配信してきました。
「リアル感を得られる鮮度の高い動画」や「若手農家の農業経営の実態に迫る臨場感あふれる動画」をテーマに、生産者から消費者へ、農業の現場・魅力などを直接伝えるツールを目指しています。
また、アグリンchで伝えきれなかった農Tuber情報は、Facebookで発信しています。
これまで、視聴者からは「とても勉強になりました」「頑張ってください!」などの反響をいただいております。
個性豊かな“第2代農Tuber” をご紹介
現在活躍中の“第2代農Tuber”、6名をご紹介します。
(1) 北海道 西村望さん
「純農boy北海道オーディション」でグランプリを受賞したイケメン農Tuberです。主な栽培品目は水稲とスイカで、先進的な栽培技術を積極的に導入し、全国の生産者とSNSで情報交換するなど、品質向上に努めています。奥様との楽しそうな動画も必見です。
(2) 長野県 三井透さん
東京でアパレル会社に勤務した後、東日本大震災を契機に「働くこと」の意義について熟考し、就農を決意しました。りんご、桃、プラムなどの果物を栽培し、ドローンなどの撮影で視聴者を楽しませています。動画では、JA全青協の主要会議中継の動画など、JA青年組織活動の情報発信にも精力的に取り組んでいます。
(3) 石川県 山下冷治さん
主たる品目のタケノコは、年間25トンほど東京や大阪の一大消費地に出荷するほか、毎年地元の「内川たけのこ祭り」で販売しています。タケノコ生産の動画に加え、リアルなイノシシの狩猟の様子など、日常では見る機会がない興味深い動画を配信しています。
(4) 滋賀県 里路久光さん
元中学校の数学教師で、「自分自身を試せる新たなステージに挑戦したい」と就農を決意しました。実習生の受け入れなど、積極的に新規就農者を手助けしています。動画では、里路さんの元で農業経営を学ぶ新規就農者とのやり取りや、合鴨農法のリアルな現場などを配信しています。
(5) 広島県 岡ア和也さん
元Jリーガーで、現役時代にイタリア料理店に並ぶ色彩豊かな野菜を見て農家に尊敬の念を抱き、就農しました。栽培品目は、小松菜、水菜などの葉物野菜が中心ですが、動画では、美味しいトマト栽培への奮闘や自身が栽培した野菜を使った料理なども紹介しています。
(6) 鹿児島県 藤山粋さん
約9年間、歌舞伎町でホストを経験後、家畜人工授精師として畜産農家を支えています。動画では、実際に雌牛の直腸に腕を入れて受精させる藤山さんの仕事ぶりや、家畜市場で肉用子牛が落札される様子など畜産の現場に関係する実態をわかりやすく解説しています。
最後に
10月下旬からは“第3代農Tuber”を中心とした動画配信がスタートします。初代、第2代農Tuberとあわせて動画をご覧ください。
お問合せ先(JAグループお問い合わせフォームよりご連絡ください)
一般社団法人 全国農業協同組合中央会(JA全中) 広報部広報課
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このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
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