「EUにおける有機畜産の今後の道筋と課題」をテーマに、JETRO ブリュッセル事務所の平石康久氏によるセミナーをYouTube alicチャンネルにて配信しました(配信期間:11月29日(月)〜12月3日(金))。
EUで有機農業は、持続可能な食品供給の実現、生物多様性の保全といった目標を達成するための重要な活動と位置付けられています。欧州委員会は、「Farm to Fork(農場から食卓まで)」戦略(注)として、2030年までにEUの農地面積に占める有機農業の割合を25%にするなどの目標を掲げているほか、2021年3月には、目標達成の具体的な計画を示した有機生産推進のためのアクションプランを発表しました(図)。また、有機畜産については、2022年1月から、細部にわたる条件が定められた新制度が適用されることとなっています。
一方で有機畜産の推進には、有機飼料の確保、生産量の減少や価格上昇への懸念、有機畜産物に対する需要の確保などの課題も残されています。
alicは、業務を通じて得られた情報や、これらに関連する様々な情報を広く国民の方々に知っていただけるよう社会的発信の充実に取り組んでおり、その一環として「alicセミナー」を開催しています。
講演資料は、
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参考
畜産の情報 2021年11月号「EUにおける有機農業の位置付けと生産の現状」