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【イベント情報】米国食肉輸出連合会(USMEF)との定期情報交換会議を開催

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最終更新日:2022年11月7日

広報誌「alic」2022年11月号
 米国食肉輸出連合会(以下「USMEF」という)との定期情報交換会議を9月15日(木)に東京のalic本部で開催したので、その概要について報告します。
 この会議は、日本とアメリカの牛肉・豚肉の需給動向などについて意見交換を行う場として1981年から定期的に開催しており、今回で34回目を迎えました。2020年以降は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて開催を見合わせてきたため、今回は3年ぶりの開催となりました。
 会議では、USMEFホルストロム会長とalic庄司副理事長のあいさつの後、両国の牛肉と豚肉の需給をめぐる情勢の説明に続いて意見交換が行われ、貴重な情報交換の場になりました。

3年ぶりの開催(撮影時のみマスクを外しました)USMEFホルストロム会長は、前列左から2番目
3年ぶりの開催(撮影時のみマスクを外しました)
USMEFホルストロム会長は、前列左から2番目

 USMEFからの主な説明内容は以下のとおりです。
 
USMEFからの主な説明内容
【牛肉関連】
  • 近年の干ばつなどの影響により、2022年7月の肉用牛の総飼養頭数は2%減少したものの、と畜頭数が増加しているため、2022年の牛肉生産量は前年並みと見込まれる。経産牛が多くと畜されているため、2023年から2024年にかけて牛肉生産量は減少すると見込まれる。
  • ドル高や物流面の課題が残る中、2022年の牛肉輸出量はアジア向けが2015年の2倍に増えるなど、過去最大規模となると予測。
 
【豚肉関連】
  • 2022年6月の豚総飼養頭数は昨年に続き減少し、前年同月を1%下回るが、1腹当たりの生産頭数が増加していることで、来年以降の豚肉生産は回復すると見込まれる。
  • 2022年の豚肉輸出量については、中国向けが減少しているため、前年を下回るが、その他の国向けの輸出は堅調に推移すると予測。

 最後に、この会議の意義を改めて確認し合い、alicとUSMEFで引き続き交流を深めていくこととしました。次回は来年、アメリカでの開催を予定しています。
 
米国食肉輸出連合会(USMEF:U.S. Meat Export Federation)
1976年にアメリカの食肉関連企業などにより設立された団体。主な活動は、アメリカの畜産および食肉製品を国際的に広めるための販売促進、広報・宣伝、畜産情報の収集提供など。

(調査情報部)
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196