【イベント情報】「第46回沖縄県さとうきび競作会」にて理事長賞を授与
最終更新日:2022年11月7日
理事長賞を受賞した當銘さん
alicは、沖縄県下で生産技術や経営改善の優れた取り組みを実践し、地域の模範となるさとうきび農家を表彰する「第46回沖縄県さとうきび競作会」において、當銘悟さん(石垣市)に独立行政法人農畜産業振興機構理事長賞(以下「理事長賞」という)を授与しました。
當銘さんは、令和3年産のさとうきびの収穫量が約112万kgと地域で抜群の高水準を記録したことが高く評価されての受賞となりました。これを砂糖の量に換算すると約127tと、一般家庭約3万世帯分の年間購入量(注)に相当するので、その収穫量がいかに多いか分かります。
例年4月23日の「さとうきびの日」に合わせて開催される表彰式は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、残念ながら中止となってしまいました。そこで、alic職員が9月22日に現地を訪れ、當銘さんに理事長賞を手渡しました。
當銘さんは、「家族や仲間に支えられながら、島内で上位に入る面積まで規模を拡大し、皆でやれることをコツコツと取り組んできたことが評価されて嬉しい。」と受賞の喜びを語り、今後について「同じ肥料を同じ量散布しても、私より単収が高い農家はたくさんいる。また、資材が高騰している現状なども考えると、技術を磨いて無駄やムラをなくし、もっと単収を上げられるよう頑張りたい。」と意気込みを話しました。
地域の農業・経済・社会を支えるさとうきびは、沖縄の宝です。alicは、砂糖の価格調整制度に基づく支援により、さとうきびの生産を下支えすることはもちろん、このような表彰事業を通じて、優れた取り組みを発信し、関係者間で共有していただくことにより、新たな気付きにつなげ、未来を担う次世代の育成・確保に引き続き微力を尽くしていく所存です。
注:総務省「家計調査」の購入数量(二人以上の世帯)から計算。
當銘さんの圃場にて、ささやかながら贈呈式を行いました
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農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
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