ばれいしょは、用途により(1)家庭やレストランなどで消費される青果用(2)ポテトチップスなどに利用される加工用(3)かたくり粉や麺類などの原料に利用されるでん粉原料用―の三つに大別できます。
青果用の二大品種は、粉質系でホクホクした食感が魅力の「男爵薯」と粘質系で煮崩れしにくい「メークイン」ですが、そのほかにも、収量性の高い「ニシユタカ」や、肉色が白くポテトサラダに最適な「さやか」、さまざまな料理に使える万能系の「十勝こがね」など、バラエティーに富んだ品種が次々登場しています。
近年、ジャガイモシストセンチュウなどの病害虫の拡大による減産で供給量の減少が問題になっていますが、「キタアカリ」や「きたかむい」「ピルカ」などの病害虫抵抗性品種もたくさん開発されています。
農林水産省によると、現在、国内のスーパーなどで買うことができるのは15種類ほどですが、これらの新品種や病害虫抵抗性品種の生産拡大により、新たな需要の発掘や安定供給につながることが期待されています。
カレーライスやポテトサラダ、肉じゃが、コロッケなど季節を問わず料理に欠かせないばれいしょ。春先から初夏にかけては、皮が薄く、やわらかな食感を楽しめる新じゃがも出回ります。
品種ごとに向いている料理や味わいが異なるため、スーパーなどでは品種にも注目してみてはいかがでしょうか。
alic HPでは、ばれいしょなど野菜を使った
料理レシピ集を掲載しています。ぜひご覧ください。