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定期情報交換会議を開催

【alicだより】豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)との
定期情報交換会議を開催

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最終更新日:2024年2月5日

広報誌「alic」2024年2月号

東京で5年ぶりに対面開催(MLA ストロング社長はオンライン参加)
東京で5年ぶりに対面開催
(MLA ストロング社長はオンライン参加)

定期情報交換会議の様子
定期情報交換会議の様子

 alicは2023年12月6日(水)、豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)との定期情報交換会議を東京で開催しました。
 この会議は、両国の牛肉の需給動向などについて意見交換を行う場として、1987年から定期的に開催しており、今回で29回目を迎えました。東京での対面開催は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による開催中止やオンライン開催をはさみ、2018年以来5年ぶりとなりました。
 会議では、MLAジェイソン・ストロング代表取締役社長(当時。12月22日退任)とalic天羽理事長のあいさつの後、活発な意見交換が行われ、alicとMLAで交流をさらに深めていくことを約束しました。次回は、オーストラリアでの開催を予定しています。
 
オーストラリア産牛肉の生産と輸出の見通し
1 生産
  • 2023年の肉牛飼養頭数は2870万頭と推定され、今後は牧草肥育牛を中心にさらに増加すると見込まれる(ただし、エルニーニョ現象の影響によりマイナスに振れる可能性あり。以下同)。
  • 2024年のと畜頭数は780万頭(前年比9%増)、肥育牛の飼養期間の延長による枝肉重量の増加から牛肉生産量は240万トン(同8%増)と見込まれる。
  • 2024年はエルニーニョ現象により、天候は暑く乾燥すると予測されており、降雨量の減少が見込まれる。
  • 生産コストは依然として高い状況にあり、特にディーゼル燃料と飼料用小麦が記録的な高値となり、生産農家やサプライチェーン全体の所得低下につながっている。

2 輸出
  • 2023年(1〜10月)のオーストラリア産牛肉の輸出量は、前年同期比で24%増加しており、2024年も引き続き増加傾向で推移するものと見込まれる。
  • 2024年の世界の牛肉輸出量は、米国で減少する一方、ブラジルやオーストラリアで増加することから、全体では微増と予想される。
  • オーストラリア産牛肉の輸出は、日本、米国、韓国および中国の4大市場であったが、これらに加え、東南アジア、中東・北アフリカ向けが拡大している。
豪州食肉家畜生産者事業団(MLA:Meat & Livestock Australia)
 1998年に生産者の出資により設立(前身は豪州食肉畜産公社)。主な活動は、国内外におけるオーストラリア産牛肉および羊肉(生体を含む)の販売促進、研究・開発など。日本でも、「オージー・ビーフ」、「オージー・ラム」の輸出拡大に向けて、外食産業や小売店での販売促進、展示会やセミナーなどの活動を積極的に展開している。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196