【alicだより】全国食肉学校卒業式で理事長賞を授与
最終更新日:2024年5月7日
<卒業証書を授与する小原学校長>
公益社団法人日本食肉学校(群馬県佐波郡玉村町)で、3月1日(金)に令和5年度総合養成科第59期11名の卒業式が行われました。同校は、食肉技能者を養成する職業能力開発校で、1973年に独立行政法人農畜産業振興機構(alic)や全国農業協同組合連合会(全農)などの出資により設立されました。2023年11月に50周年を迎えた同校は、これまでに2600名を超える卒業生を輩出しています。
卒業生が1年にわたり在籍した総合養成科では、食肉産業界で活躍できる実力とたくましい精神力を持った人材を養成することを主眼に、食肉に関する総合的かつ実践的な基礎知識や技術が指導されています。このほか、同校の教育コースには、総合養成科前期コース(6か月)と、食肉販売に関する専門的かつ実践的な理論及び技術を教育訓練し、営業販売部門及び食肉店舗部門で活躍できるスペシャリストを養成する食肉販売科があり、それぞれ数多くの卒業生が食肉産業界で活躍されています。
卒業式には、来賓として農畜産業振興機構の天羽理事長が出席し、祝辞を読み上げたほか、特に優れた学業成績を修めた学生に対して、農畜産業振興機構理事長賞を授与しました。また当日は、農林水産省から畜産局食肉鶏卵課の猪口課長のほか群馬県産業経済部労働政策課の佐口次長なども臨席され、農林水産省畜産局長賞、群馬県知事賞、群馬県職業能力開発協会賞などの褒賞が授与されました。
<機構理事長賞を授与する天羽理事長>
<農林水産省畜産局長賞を授与する猪口課長>
コロナ禍が明けて、外食の機会の増加が実感されるとともに、海外からのインバウンド需要の復活も相まって、国内では食肉需要の高まりが見える中、全国各地の食肉センターや食肉業界など、同校の卒業生が食肉技能者として活躍する場が、これまで以上に多い状況となっています。卒業生は今春から、同校で培った知識や技能をそれぞれの職場で発揮していくことになりますが、これら卒業生の活躍を通じ、より多くの安全で安心な食肉が、広く全国で消費者に提供されることが期待されます。
<枝肉処理技術実習の様子1>(写真提供:公益社団法人全国食肉学校)
<枝肉処理技術実習の様子2>(写真提供:公益社団法人全国食肉学校)
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農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
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