「畜産の情報」 3月号(2/26発行)
〔海外特集〕畜産の生産基盤の強化
タイトル:畜産物の生産コストを価格に反映する仕組みを考える
執 筆 者:京都大学 名誉教授 新山 陽子
すべての人がいつでも十分な食料を得られるようにするには、農業者、食品事業者のコストが償われ、報酬が保護される必要があります。そのための適正な価格形成の仕組みづくりは、食料・農業・農村政策審議会基本法検証部会の答申においても提示されており重要です。本稿では、生産コストの反映を実現したフランスのEgalimU法の概要を紹介するとともに、日本の畜産分野の適正な価格形成に関する取り組みとその可能性について報告します。
「野菜情報」 3月号(2/26発行)
【調査・報告】から
タイトル:離島地域ならではの経営の安定化〜沖縄県伊是名村の若手生産者の取り組み〜
執 筆 者:那覇事務所 河西 真帆、調査情報部 高田 勇一
沖縄県伊是名村では、農業産出額の8割を占めるサトウキビの生産維持に向けて、生産者に対して、サトウキビ以外の品目との複合経営による経営の安定化を支援しています。本稿では、県や村の支援策を利用して野菜や畜産との複合経営に取り組む若手生産者2人の事例を交えて報告します。
「砂糖類・でん粉情報」 2月号(2/9発行)
〔特集〕収益向上のためのさまざまな工夫
タイトル:サトウキビと畜産の複合経営で循環型農業を目指す
〜ハカマを粗飼料に、堆肥ペレットを畑に〜
執 筆 者:鹿児島事務所 関 英美
鹿児島県徳之島町でサトウキビ栽培と畜産の複合経営を行う内博行氏は、機械稼働率向上など収益性向上の取り組みに加えて、サトウキビの収穫残さ(ハカマ)を牛の粗飼料として活用したり、堆肥をペレット化し圃場に還元するといった循環型農業の実現を目指しています。内氏の取り組みについて、現地調査結果を報告します。
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